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表記の糖質量が少ないからって飛びつくと、知らない間に血糖値が上がってしまってますよってなお話

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当店の開発担当、栄養士あやのが、ブログを書いてます。

 

https://www.toushitsuseigen.com/staff-blog/blog/

 

開発の苦労話や裏話など、頑張って書いてますので、皆さん、是非お読み&コメント入れてやってくださいm(_ _)m

 

宜しくお願い致します。

では。

前回の続きに行きますね。

このコンビニ、最初は「食物繊維タップリ」を全面に打ち出して、「糖質少ない」は控えめにした販売でした。

ところが、試験販売で好評だったのか「糖質が気になる方へ」なんてポップに書いて全国で販売。

要するに「糖質制限」の流行りに飛びついたわけですわ。

だがしかし。

「糖質が気になる方」が食べてこの上昇、それってやったらアカンやろと怒りを感じます。

パッチもん屋の話の時も書きましたけど、コイツらは食べる人の血糖値が上がろうが知ったこっちゃないんですよね。

「流行ってるから売れる!」と、糖質制限に飛びついただけですから。

ですが、「糖質が気になる方へ」と書いて売るなら、それなりの責任を果たせと。

こういうこと書きますと、この手合いは、

「イヤイヤ、糖尿病患者向けとは一言も言ってません」

って言い訳を、決まってしてきますが、糖質制限、なんの為に始まったかというと、言うまでもなく糖尿病治療の為です。

「糖質制限」ダイエットで取り組まれる方もおられますが、それは二次的な要素であって、あくまでも糖尿病患者の方の治療が目的です。

なので、糖質制限を名乗る以上、

「イヤイヤ、糖尿病患者向けとは一言も言ってません」

なんての、全く通用しません。

糖質制限、広がって来たとはいえ、まだまだ社会的に認知されていませんし、全く知らない人の方が遥かに多いです。

その社会状況の中で、「糖質が気になる方」「糖質制限」なんてポップに書いて売りだすということは、取りも直さず「糖尿病若しくはその予備軍で糖質制限を必要とされている方」をターゲットにしているのは明白です。

もっと穿った見方をすれば、コンビニの利用者って高年齢化していて、今や半数以上が50代以上の高齢者なんだそうです。

要するに、「糖尿病が多い世代」ですわ。

「これから利用者が高齢者する→糖尿病の客が増える→糖質制限知ってる客も増える→糖質制限と書けば売れる」

コンビニなんてマーケティング・リサーチを徹底してやりますから、こんな感じで会議で決まったのかも知れません。

いずれにせよ、3万歩譲って見たところで「糖尿病若しくはその予備軍で糖質制限を必要とされている方」を対象にしていることは間違いないのに、「糖尿病の方向けとは言ってません。」なって言いやがったら、それこそ市中引き回しの上、車裂きの刑ですよ。

何度も書いてますが、「糖質制限です」といって血糖値の上がるものを平気で売る業者が増えて来て、実際に一番被害を被るのは、本当に糖質制限を必要としている皆さんです。

糖質制限の食材、糖尿病の方が血糖値が上がらず安心して食べられる食材は、コンビニで売れるほど簡単に多量生産できるもんじゃありません。

そんなに安直にできるなら我々は苦労しませんし、開発に2年も3年も掛けたり、わざわざ境界型、2型に近い境界型、2型糖尿病の方数名、1型糖尿病の方と、病状の違う糖尿病患者様に血糖測定をお願いしません。

あとね、 先日ツイッターにこんなコメント頂きました。

「計算値や分析値だけで、ってどこで判断すればよいのでしょう? <中略>数字が充てにならないとすればどこで判断をすればいいのか知りたいです」

自分の頭で考えましょう。

メーカーに問い合わせるなり、ホームページなどでそのメーカーの姿勢を見るなり、方法はいくらでもあります。

流行りで飛びついたのか、本気で作っているのか、ただ単に数値が低いから、安いからで飛びつくんじゃなくて、自分の頭で考えて見極めましょう。

安モン買いの銭失いになるくらいならまだいいですが、知らずに食後高血糖になってたらシャレになりません。

自分の体は自分で守る。

他の誰かが守ってくれる訳ではありませんので。

糖質制限の専門ショップ 糖質制限ドットコム