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糖質制限な出張で感じたこと

  • 糖質制限

私が仕事部屋の暖房をつけると、新人ゴイチがこっそりとスイッチを切ります。

最近めっきり寒くなってきたので、一日に何度もこの攻防を繰り返します。

裏の池のほとりにヤツのデスクを設置してやろうと考えている、あらてつです。

先日、名古屋に出張に行くって話を書きました。

で、何しに名古屋に行ったかは書いてませんでしたよね。

名古屋の食品メーカーさんで作るグループに呼ばれて、糖質制限勉強会の講師をやってきました。

私ごときが人様にウンチクたれるなんて、それこそ恐れ多いことなんですが、糖質制限を普及するためならと思い、受けさせて頂きました。

んで、90分間ひたすら糖質制限について喋り捲ってきたわけですが、話し終わった感想は

「う~む」

その日は、豆腐屋さん、粉メーカーさん、油脂メーカーさん、こんにゃく屋さん、製菓メーカーさん、砂糖の卸問屋さんと、原料から製造まで様々な食品関連メーカーさんがこられていたわけですが、食いついてこられる方、半信半疑の方、全く信じてない様子の方、見事に分かれましたね~。

江部康二先生や私のブログに来られる方は、江部康二先生の本を読んでいたり、何らかの形で「糖質制限」を知っておられたり、すでに実践されておられてる方が大半だと思います。

ですから、「糖質制限」についての細かい疑問や実践していく上での質問などは頂きますが、根本的なところから「糖質制限ってナニ?」を説明しなくてもわかって頂けてるわけです。

ところが、全く「糖質制限」、ひいては「糖尿病治療」について関心のない方々に、一から糖質制限を説明しようとすると、これが結構大変なんです。

糖尿病のことに関心が無くても、「糖尿病になったら食事を制限される」ことは、何となく皆さんご存知です。

この「何となく」がクセモノでして、いわゆる「常識の壁」となって我々の普及活動(なんだか秘密結社みたいですね。)の邪魔をするんです。

「根拠をはっきりと知っているわけではないが、皆がそう言ってるんだからそうなんだろう。」

常識なんて、しょせんこんなもんなんです。その常識に疑いを持たずに、新しい理論についてはそれこそ根拠もなしに否定する。

このような方々に糖質制限を説明しようとするのは、その方々の常識を覆すことになりますから、そうとうエネルギーがいるんですね~。

例えば、新しい商品を開発しようと、作ってもらえそうなメーカーさんに話を持っていったとします。

話を聞いてくださるメーカーの方に、これまで刷り込まれてきた「常識の壁」があります。こいつをこちらの説明で打ち砕くことができれば商談が進みますが、たいていの場合、壁に阻まれて玉砕しますね。

なもんで、一つ商品の企画を考えても、なかなか前に進まないわけなんです(言い訳ですね…)

ところが、中には常識にとらわれず柔軟な思考と発想と好奇心をお持ちのメーカーさんもおられます。

そのような方々は、やはり食いつくようにして私達の話を聞いてくださいますし、逆に、どんどん質問が飛んできます。

こうなると話をしている方もヒートアップしてくるので、気がついたら日が暮れていたなんてのもザラです。

現在、「糖質制限ドットコム」で販売させてもらっている商品のメーカーさん、皆さん「常識の壁」にとらわれない柔軟な思考と発想をされています。

ですから、それぞれの道で成功されてるんだなと、今回講師をさせて頂いて改めて感じました。

やはり、脳みそは柔軟でないといけませんね~。

糖質制限の専門ショップ 糖質制限ドットコム