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小児糖尿病は何故増えたんでしょうか

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今朝、江部康二先生にお会いしたら、「尾てい骨痛いんだって?」と聞かれました。あらてつです。

さてさて、一回飛んでしまいましたが、小児糖尿病の続きです。今回は、何ゆえ小児糖尿病、しかもⅡ型の糖尿病が増えたのでしょうかのお話です。

Ⅱ型糖尿病は、これまでの通説だと、食べすぎ飲みすぎ運動不足などといった生活習慣に、糖尿病になりやすい遺伝的体質が重なって発症すると言われてました。

要するに、負の要因が長年積み重なって発症するわけですね。

しかし、です。この理屈でいくと、50代や60代で発症するならわからんでもないです。けれども、小児や10代で“食べすぎ飲みすぎ運動不足”が50年分も60年分も蓄積するとは思えません。なんぼ今の子ども達が運動不足気味だといってもです。おまけに、子どもは“飲み”ませんから。(一部飲む子もいるかも知れませんが…)

では、本当の原因は何なのでしょうか。

今まで江部康二先生のブログや、私のブログで繰り返し述べてきた糖質の取り過ぎが、子どもにⅡ型糖尿病が増えた原因だと考えます。

ちょっとおさらい。

Ⅱ型糖尿病を発症するまでですが、以下出てくる“糖質”は、ご飯、パン、麺類や、お菓子やデザートに含まれている糖分、一般的にいわれる炭水化物だと考えて下さい。

糖質を食べる→血糖値が上がる→膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞からインシュリンが分泌される→筋肉などに糖分を取り込み、エネルギーとして利用させる→使わなかった糖分が余る→中性脂肪に変わる→太る

ちょっと大雑把ですが、

糖質ばかり食べる→血糖値が上がりっ放し→インシュリン出っ放し→膵臓疲れる→まだ糖質を食う→さらに膵臓が疲れる→それでも糖質を食う→疲れ果てた膵臓のβ細胞が死んでしまう→糖を処理できない→Ⅱ型糖尿病の発症

となります。

このⅡ型糖尿病発症までの経過が、そのまま子ども達の発症に当てはまるのです。

<つづけ…ます、はい>

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