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糖質制限 読者の方からテレビ番組の内容ご報告頂きました。

  • 糖質制限

寒いです。
朝の出勤時、前を走っていたバイクは、オーバーパンツに冬用ジャケットと、完全に真冬の装備でした。
パッチも履かずにバイクで出てきたことを、激しく後悔したあらてつです。
事務所の女性に、「寒いのまだこれからやで」と言われてしまいましたが…。
さて。
先日、chikoさんから「もしかしたら糖質制限を取り上げた番組かも」とコメント頂きまして、私その日は見ることが出来なかったのでご報告をお願いしましたら、コメント頂きました。
『あらてつさん こんにちは。
chikoです。
先回コメントで書きました番組を観ましたので報告です。
TBS カラダのキモチ 糖尿病の新常識~食事編~
前半では壊疽した足先の写真が映され「気をつけないと、こんなのになっちゃいますよー!」的な意味ではとても効果のある映像でした。
2匹のラットにそれぞれ食塩と糖質を与え30分後の血管内にどんな影響があるかを調べた映像は参考になりました。
食塩を与えたラットは少し赤くなっていた程度ですが、糖質を与えたラットの血管内は沢山の火花が散ったように赤くなっていました。画像の提供は確か順天堂大学医学部付属順天堂医院でした。
千葉県のとある病院が併設する料理教室ではカロリーを抑え食物繊維たっぷりの食事を生徒(主に中高年)が作っており、お豆腐とキノコのホイル焼きや主食(玄米・小豆・カボチャたっぷりの炊込みご飯)でトータル587kcalの献立です。玄米の表面を覆い隠すくらいにカボチャを使用した炊飯器の映像には閉口してしまいました。
この料理教室に参加していた方はHbA1c10だったのが6.4まで下がったとのことです。(運動療法を併せていたかどうかまでの説明はありませんでした)
これらの結果をまとめ、番組中盤で2つのPointが紹介されました。
<Point1>食事の“順番”と“食物繊維”で血糖値コントロール!
「キノコや海藻などの食物繊維が多い物を先に食べると食後の血糖上昇が抑制されるエビデンスを持っている」と東京医療保健大学教授管理栄養士歯学博士の下田妙子先生がおっしゃっていました。
食物繊維を多く含む食品のイメージで、玉ねぎ・ニンジン・牛蒡なども出ていました。理想的な食物繊維の量はキャベツ1個分/日とも説明がありました。
<Point2>3つのプラス 食べる物を変えずに出来る方法!
1.ランチョンマットを加える(食べ過ぎかどうか一目でわかる)
2.魚や肉は骨付きにする(早食い防止)
3.人を加える(会話しながらの食事で早食い防止)
金沢大学でチームを作り入院患者にこの3つの方法を指導しているそうです。ストレスためず楽しく血糖値コントロールだそうです。
出演者から「お酒は飲んでも良いのですか?」と質問に対し「おつまみで栄養バランスが崩れる可能性がある」とスタジオで解説されていた先生がおっしゃっていました。
番組冒頭では“糖質”という言葉が出てきて「もしかして!?」と思ったのですが、糖質の制限には触れず「食物繊維をたくさん摂りましょう。」と締めくくられました。
これらのことは各種雑誌の健康特集・ダイエット特集で「最初に野菜を食べましょう」と何度も見たことがありますので、私個人からすると新常識というほど目新しい内容ではありませんでした。
上記で登場した病院以外にも有名大学などからの参考資料が多く“信用度”は高いイメージはありますが、やはり糖質制限に比べ根本的かつ確実に血糖値コントロールに大きく効果のある内容ではなかったと私は思います。
なお、この番組のスポンサーはテルモです。番組の最後に世界で最も細い針を使用したインシュリン注射のCMが流れ、少年が「痛くない!」と言っていました…
次回は糖尿病の新常識~運動編~で、血糖値がみるみる下がる運動を紹介するそうです。
予告映像ではプレゼンターのTKO(芸人)さんが汗だくになって運動している様子が映されていました。
番組の事ではありませんが、最新の栄養と料理11月号の特集は「血糖値は下げられる!」です。糖質制限の事にも触れていますが、肯定するまでには至っていない感じでした。
参考レシピはやはりカロリーを抑えた物がメインとなり、たっぷりの小麦粉やイモ類を使用したレシピでした。
特集の途中には某大手製粉会社の広告がありましたので、スポンサーに配慮したレシピだったのかもしれません。
(栄養と料理は女子栄養大学出版部のものだったのですね。はじめて知りました。確か銀座ラトュールさんの糖質制限メニューの栄養計算をしたのもこちらの大学だったような…)
前者のTV番組にしても、後者の本にしても結局はスポンサーに配慮した内容だと思います。
合併症がいつ発症するかという恐怖に怯えている糖尿病患者に対しての配慮の方が優先ではないのですか?と問いたくなりました。
しかし、江部先生はじめ糖質制限推進派医師の書籍はどこの書店でも見かけるようになりました。なにより口コミの広がりの速さは糖尿病未発症者の私でさえ感じるようになりました。
情報の広がりはあっという間の世の中ですから近い将来「糖尿病の食事療法=糖質制限」が主流の世の中になることは間違いないと思います。
長々と書いてしまい失礼しました。
追伸 そろそろクリスマスケーキの発表かな~!?と私も楽しみにしています♪
ショコラ・ドゥ・ゼロは来年のバレンタインで購入決定です♪♪』

『今日から4日間、NHKきょうの健康で糖尿病特集をするようです。
各回で必ず“薬の使用”を前提とした内容のようです…
薬の使用を勧める内容を放送するなら、薬を使用しない、または薬が不要になってくる視点の放送があってもいいのではないかと思います。
でもそんな心配しなくても、世間に確実に浸透している方法に逆らえずいずれ糖質制限の特集をする日がくると思います。』

chikoさん、ご丁寧なレポート、ありがとうございます。
お手数をお掛けしてしまって申し訳ございませんm(__)m
食物繊維を先に食べなくても、糖質制限なら食後の血糖値上がりません。
それでもなお、糖質を食べさせることに執着するのは、私にはサッパリ理解不能です。

挙句に

「番組の最後に世界で最も細い針を使用したインシュリン注射のCMが流れ、少年が「痛くない!」と言っていました…」

糖質制限なら、もっと痛くないです…。

ってゆうか、インスリン要らなくなる可能性もあるんですが…。

「合併症がいつ発症するかという恐怖に怯えている糖尿病患者に対しての配慮の方が優先ではないのですか?と問いたくなりました。」
「薬の使用を勧める内容を放送するなら、薬を使用しない、または薬が不要になってくる視点の放送があってもいいのではないかと思います。」

本当にその通りです。

日本のマスコミに期待するのが間違ってるとは、分かっているのですが…。

 

 

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