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南禅寺豆腐詰め合わせ"京の涼"

  • 糖質制限食食材

南禅寺
「南禅寺豆腐」でおなじみの服部食品さんにお願い致しまして、この度、京都高雄倶楽部限定おとうふセット、「夏のおとうふ詰め合わせ 京の涼」を発売することになりました。ぱちぱちぱち~。
服部食品さんといえば、日本で唯一、「大本山南禅寺御用達」を名乗ることを許された、名店中の名店。戦後、京都では途絶えてしまった「にがり」を使った豆腐づくりを復活され、こだわり抜いた豆腐作りを頑なに守り続けておられます。
ちなみにね、今の豆腐って、にがり使ってないのご存知です?
昔はね豆腐を作るとき、「にがり」を使っていたんです。「にがり」っていうのは、塩田で塩を作る際に副産物としてできるもので、塩化マグネシウムが主成分です。
今は、塩田自体が激減してますので、それと共に天然のにがりはほとんど取れなくなっちゃって、工業的に生産されたものが多く利用されているんですね
さらに、戦前までは、にがりを用いた豆腐作りが主流だったんですが、戦争で塩が統制品になって、にがりの入手が困難になっちゃったんです。そこで、凝固材として入手しやすい「すまし粉(硫酸カルシウム)」が多く使われるようになりました。
すまし粉を使うと比較的簡単に豆腐作りができるもんで、現在では、すまし粉で固めた豆腐が主流となっているそうです。
ところが、服部食品さん、伊達や酔狂で「南禅寺御用達」を名乗っておられません。
「南禅寺豆腐」は、すまし粉を使わず沖縄産の「天然にがり」を使用、天然にがりには多くのミネラルが含まれています。だから「南禅寺豆腐」には、現代の豆腐が失った深い味わいがあるんですね。
んでね、南禅寺ゆうても歴史に詳しい方や、京都が好きな方以外はピンとこないかもなんで、ちょいとお勉強。
修学旅行で京都に来られた方は、恐らく行かれたことがあると思いますが、南禅寺は、京都市左京区南禅寺福地町にある、臨済宗南禅寺派大本山のお寺です。
その起源は、正応四年(1291)にさかのぼり、室町時代 には臨済宗京鎌倉、両五山の上位「五山之上」とよばれる禅宗寺院最高の寺格にあって、その歴史は七百十余年に及びます。要するに、日本の全ての禅寺のなかで、最も格式が高いんですね。
まあ、お寺のことはよく知らなくても、歌舞伎「楼門五三桐」で、天下の大泥棒石川五右衛門が山門に登って言った「絶景かな、絶景かな」の台詞は、皆さんご存知なのではないでしょうか。
その南禅寺ですが、古くから門前の湯豆腐が有名でして、天保年間(1830年代)に、絵師、国貞によって書かれた浮世絵「とうふ屋三郎兵衛」に「南禅寺豆腐」の名前があります。
また、元禄頃の江戸の狂歌に、豆腐の西の名所の代表 として南禅寺の名前があがっていることから、江戸時代中期には、すでにその門前の湯豆腐は、全国的に有名だったみたいです。
どうです、なんだかすごいでしょ?
あんまり能書きばかり書いてても仕方ないので、ここらでセットのご紹介を。
今回は、夏にぴったり冷や奴5品の組み合わせです。
まず“キングオブ豆腐”絶品の「絹」、とろける舌触りと濃厚な豆腐の風味が最高の「おぼろ豆腐」、京都ならではの抹茶を贅沢につかった、「まっちゃとうふ」、濃厚な胡麻の風味がたまらない「ごまとうふ」これまた京都を代表する食材である湯葉を使った「ゆばとうふ」の以上となっております。
どれもが京のわびさびを感じさせる逸品。この機会に「南禅寺豆腐」を是非どうぞ♪
お買い求めはコチラから。
「夏のおとうふ詰め合わせ 京の涼」
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