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嗚呼、糖質制限…2

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で、今回は、何ゆえ糖尿でもないのに糖質制限を始めたのか、涙なしには語れないお話を。

あれは、今から約三年前のゴールデンウィーク、三十路を少々通り越した私が着替えていると、弟がやってきて私の上半身を見るなりこう言いました。

「腹に浮き輪ついてきたけど、三十にしてはええ体やん。」


腹回りにラードをタップリ蓄えた弟に言われたのです。


アンダの化身から言われたのです。


人生最大の屈辱でした。


悔しくて夜も眠れず、次の日昼寝しました。


そして昼寝から目覚めた私は心に誓いました。


「必ず痩せてやる!脂の塊を見返してやる!」と。


当時、高雄病院に勤めていた私は、糖質制限を行えば痩せるという話も聞いていましたし、実際に痩せた職員も見ていました。


けれど、自分はまだまだ太ってないし関係ないやとあまり関心を持っていなかったのです。


そして、院内でいち早く糖質制限を実践された、鍼灸師のM先生を訪ねました。

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