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お知らせです。

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今日は、お知らせがひとつ。
最近、読者の方から、匿名コメント、メール、電話などで多数問い合わせを頂いていた、釜池先生と江部康二先生がやりとりされておられたメールの件です。
江部康二先生が今日のブログでお書きになられたので、すでに読まれた方も多いかと思いますが、釜池先生は、高雄病院名誉院長、江部洋一郎先生の同級生で、高雄病院における糖質制限の偉大なる先達でいらっしゃいました。
ですが、今後、江部康二先生、高雄病院での糖質制限治療、高雄病院と提携関係にある京都高雄倶楽部と糖質制限ドットコムとは、一切無関係であることをここに明記致します。
以下、江部康二先生のブログを転載致します。


おはようございます。
2010年10月中旬からの釜池先生との往復書簡に関して、ブログ読者の皆さんには、大変ご心配をおかけ致しました。
往復書簡の内容は、釜池先生のブログにアップされているので、ご存知の読者もおられると思います。
以下の内容のメールを、2010年10月28日(木)夜に釜池先生に送信致しました。
一連の騒動もこれで終結と思います。
今後、釜池先生と私は、それぞれ独自の糖質制限食を展開することとなると思います。
長い間、いろいろご教示いただき、お世話になった京大医学部の先輩、釜池豊秋先生に深謝致します。
江部康二
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釜池豊秋先生御机下
2010年10月中旬からの、メールのやりとりで、釜池先生のお立場・お考えと、私の立場・考えとの間に、基本的なズレがあることが明白となりました。
2010年5月23日(日)ホテルグランヴィア京都で、釜池先生とお話しした時ご自身のことを「自分は学者である」と述べておられました。
先生の厳密なお考え、糖質ゼロ食、1日1食へのこだわりなども、学者ならではのものと敬服いたしております。
先生の厳格なお考えに共感し、糖質ゼロ食を実践しておられる患者さんが多数おられ、先生の方法論が必要とされていることを理解しております。
一方、私は学者とはほど遠い一介の臨床医です。性格もアバウトで、「美味しく楽しく糖質制限食」というキャッチ・コピーで、啓蒙活動をしています。糖質ゼロ食が実践できる性格の人もいれば、無理な人もいます。
私は、より広い範囲の糖尿人やメタボ人や生活習慣病の方々を拾い上げて、長く続けることができる糖質制限食を目指しております。釜池先生の糖質ゼロ食に比べれば、かなり緩やかな糖質制限食です。
釜池先生の方法論も必要であるし、また私の提唱する緩やかな糖質制限も必要であると思っております。
このように、基本的な立場・考え方が、異なっておりますので、議論がかみ合うことは困難と思われます。
現実に、10月中旬からのメールの論議は、全くかみ合っておりません。
今後も論議がかみ合う可能性はないと思いますので、これ以上の私へのメール送信は、ご容赦のほどお願い申し上げます。今後先生のメールが届きましても、申し訳ありませんが返信することはありません。
1999年に、私の兄、江部洋一郎高雄病院院長(当時)が宇和島で釜池先生とお会いしたことから、高雄病院の糖質制限はより理論整備され本格的に始動いたしました。
2001年に私が糖質制限の勉強を始めて以後数年間、メールを中心に釜池先生に様々な質問をし、それにご回答をいただくことを重ねて、私なりの基礎を固めることができました。
今回、釜池先生との立場・考え方の違いが明白となりましたので、今後は緩やかな糖質制限を、釜池先生に頼ることなく私なりに発展させていこうと考えております。
お会いすることはもうないと思いますが、釜池先生とお会いすることが出来ましたこと、また長きにわたって多くのことをご教示いただきましたこと、今まで本当に有難うございました。釜池先生のご厚情をここに深謝いたします。
高雄病院
江部康二

糖質制限の専門ショップ 糖質制限ドットコム