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バターとマーガリン、マーガリンの方が体に良いのウソ その3

  • 糖質制限食とアブラについて

黄砂と花粉の波状攻撃に、さしもの糖質制限食も力及ばず、ついに花粉症様の症状が出てきました。
3年連続無症状の記録がついえた、あらてつです。
アレルギーと若干関係がないでもない、「バターとマーガリン、マーガリンの方が体に良いのウソ その3」にいってみましょうか。
前回まで、バターよりマーガリンの方が体にいいなんて主張する大学教授のウソを検証してきたわけなんですが、この大学教授の言い分で私が一番引っかかったのは、「揚げ物や加工食品ばかり食べる人以外は、トランス脂肪酸について神経質になる必要がない。」ってとこなんですよ。
マーガリンって、朝食食べる方は、毎朝パンに塗って食べませんか?たまーにしか食べないようなものじゃなくて、日常口にするものですよね?
現に、私が子どもの頃、といいますか、糖質制限食を始める前までは、当たり前のようにパンにはマーガリン塗って、毎日毎朝食べてましたけど。
つーことは、幼少期から長期にわたってトランス脂肪酸を摂り続けていることになりますよね。
しかも、コンビニ行って売っているパンの裏面の表示を見ていただけば良く分かりますが、ほとんど全部のパンに「マーガリン」って書いてあります。
コンビニだけじゃありません。スーパーなんかで売ってて、最も一般的にたべられている大手製パンメーカーの食パンやバターロールなんかも、これまたほとんどに「マーガリン」の文字が記載されています。
町のパン屋で販売されているパンも、こだわった店以外は、コストのかかるバターなんかつかいません。ほとんどが「マーガリン」を使っています。
パンだけじゃないですよ。クッキーやビスケットなんかの洋菓子にも、マーガリンは使われてますし、皆さん、子どもの頃から食べていたでしょう?
つーことは、私たちは子どもの頃からず~っと、マーガリンを使って焼いたパンにマーガリンを塗って食べて、おやつにこれまたマーガリンを使ったクッキーを食べているわけですよ。
これって、「神経質になる必要がない」レベルなんでしょうか?
ここ数年、あれだけやってたマーガリンのTVコマーシャル、全く見ないですよね。トランス脂肪酸は危険ですと言われてから、メーカーはTVCMをやめました。
これは、取りも直さず、メーカー自身が危険性を認識しているからだと思うのですが。
でも、販売をやめないところに、マーガリンを作っているメーカーの欺瞞が溢れています。
でね、トランス脂肪酸が危険だって言われてマーガリンが槍玉に上がった頃、民放各局のニュース番組で、トランス脂肪酸は牛などの反芻動物の肉や乳、その乳を使った加工品にも含まれていますと、しきりに放送されておりました。
私はこれらの放送をみて、「CM収入が欲しいから、世論誘導やっとるな。」と思いましたが、考えすぎでしょうかね。
蛇足ですが、牛肉や乳製品に含まれているトランス脂肪酸はバクセン酸と言いまして、自然界に存在するものです。摂取しても体内で代謝されますし、ガンを抑制する効果があると言われています。
しか~し、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸は、エライジン酸と言って、自然界に存在せず、摂取するとアレルギーなど様々な病気を引き起こすことが分かってきてるんですね。
トランス脂肪酸が体に悪いのは、もはや覆りようのない事実です。にも拘らず、「トランス脂肪酸の危険性よりも悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸の方が問題です。だからマーガリンよりバターの方が体に悪い。」って、大学教授が新聞で言っちゃたら、皆さん信じてしまうじゃないですか。
しかも、コレステロールやらトランス脂肪酸の認識が古いのは、大学教授だけじゃなく、世間一般にそうですし、エラソウなこと書いてる私も、この仕事に就くまで知りませんでしたから、百歩譲っていいとしましょう。
でもね、マーガリンが日常的に食われる食品に使われていて、さらに日常的に食われていることは知ってますよ。
そんなことも知らんで、「揚げ物や加工食品ばかり食べる人以外は、トランス脂肪酸について神経質になる必要がない。」って言っちゃいけないと思うし、知った上で言ってんなら、問題外だと思うんですけど。
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