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エリスリトールとラカントS

  • 糖質制限

『ところで質問です 今 ブログに大豆シナモンパンの事を書いてたんですが 説明を見ると 大豆シナモンパンの甘みは エリスリトールと書いてありましたね ラカントSとどう違うのですか? 』 こころさん、いつもコメントありがとうございます。 一言でいいますと、エリスリトールは発酵ブドウ糖で、ラカントSは商品名です(笑) これだと身も蓋もない答えなので、詳しく説明しますと、エリスリトールは、糖アルコールと呼ばれる糖質の一種で、キノコやワインなどに含まれています。人為的に製造するときは、ブドウ糖を発酵させて作ります。 摂取しても90%以上がそのまま排出され、糖分として体内で代謝されないので、血糖値などにも影響を与えない、カロリー0の甘味料といわれています。 厚生労働省の特別用途食品のための難消化性糖類のエネルギー評価法(平成3年衛新第71号)による測定、および平成8年5月施行の「栄養表示基準」によるエネルギー換算係数においても、そのエネルギー値はいずれも0kcal/gと測定されています。 現在、糖質のなかで唯一の、エネルギー“ゼロ”で、血糖値を上昇させない甘味料です。 このエリスリトールをベースにして、羅漢果エキスを加えて製品化したものが、我々京都高雄倶楽部が、いつも大変お世話になっている、サラヤ株式会社さんの「ラカントS」シリーズなんですね。 ちなみにラカントSなんですが、ただ単にエリスリトールに羅漢果のエキスを混ぜただけでなく、「厚生労働省許可特別用途食品」の認定をうけているんですね。 この舌かみそうな「厚生労働省許可特別用途食品」ってナニかと申しますと、、エネルギー制限を必要とする糖尿病の方のためにカロリーを抑えた食品や、腎臓疾患の方のために、たんぱく質を低減させた食品などの病者用食品ならびに、乳児用、妊産婦用、高齢者用など、特別の用途に適するという表示を厚生労働大臣が許可した食品のことです。 ラカントSは、糖尿病や肥満症の方に適した病者用食品(低カロリー食品)として、厚生労働省の許可を受けた商品なんです。 で、エリスリトールに混ぜてある羅漢果ってなんなの?なんですが、羅漢果は、古くから長寿の神果として珍重されてきた果実で、その甘さは、砂糖の300~400倍あるといわれています。 しかも、羅漢果の甘みの成分は、Mongroside Vなどのククルビタン型トリテルペン配糖体で、トリテルペン配糖体は、小腸で吸収されることなく大腸まで達するため、食物繊維の一つに分類されます。 この種の食物繊維は、小腸で吸収されずに排泄されるので、ほとんど体内でエネルギーにならないそうです。 エリスリトールと羅漢果エキス、両者とも吸収されずに排泄されるため、カロリー0で血糖値を上昇させないわけですね。 あと、キシリトールやマルチトールなどの糖アルコールは、一度に多量に摂取すると、お腹がゆるくなることがありますが、「ラカントS」の主成分である天然甘味料、エリスリトールは90%以上が小腸で吸収されるので、他の天然甘味料に比べお腹が緩くなりにくい特性があります。 また、糖アルコールの中では、緩下作用や腸内でのガスの発生量が少ないと報告されています。 以上、今回のブログは、サラヤ株式会社さんのホームページを参考にさせて頂きました。 サラヤさん、今年は大変お世話になりありがとうございました。 また来年も宜しくお願い致します。]]>

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